プロに頼む前に
不意の事故で愛車にキズがついたり、故障した場合、修理の見積りの依頼や、修理の申し込みを行う前に、まずは自分の目で車の状態をチェックしましょう。
- 車の状態のチェックは、夜間でなく、明るい日中に行ってください。
- 目立つ傷や故障以外に他にもキズがあれば、合わせて見積りを依頼すると費用が抑えられることがあります。
- 修理を依頼する前に車内にある貴重品やCD、ETCカード等はあらかじめ出しておきましょう。
修理費用
車の修理の金額に基準はありません。修理工場や車種、修理の作業内容により異なります。
【国産車の修理の相場】
- マフラー交換 / 約5000円～
- 飛んできた石によってできたキズの修理 / 約15000円～
- フロントガラスの交換 / 約18000円～
- タイヤのパンク修理 / 1本約2000円～
- ミラーのこすりキズ / 約5000円～
- フロントバンパーこすりキズ / 約10000円～
外車の場合には、部品を海外から取り寄せるなど手間がかかるため修理費は割高になります。
また、一般的にディーラーや販売店に依頼すると外部の業者に修理を委託している場合があるため、工場に直接依頼するより修理費割高になる場合があります。修理費用については、事前にどの程度かかるか見積もりを出してもらうことが大切です。
修理期間
車の修理期間は工場や車種、修理の作業内容により様々です。微細な傷やヘコミであれば、一般的に3日から1週間程度かかります。外車や特殊な車で、部品の取り寄せが必要な場合は、修理期間に取り寄せの期間がさらにかかります。年末年始など部品の注文時期によっては、通常よりも時間を要することもあるため、注意が必要です。車の修理に時間がかかり、車が必要な場合は代車を提供している修理会社もあります。修理後に、車にキズがみつかったなどといった事態が起こらないように、担当者立会いのもとチェックをしましょう。
修理代を安くするには？
どこの工場に任せるのか、どのくらいの技術レベルが必要なのかによって修理の金額はかなり変わります。ドアの修理を例として挙げると、ディーラーはドアを全部取り替え、塗装をするという方法を選択します。 修理工場に依頼すれば、板金加工で目立たない程度まで修理を行います。ここである程度の妥協が出来れば、車の修理費用を抑えることができます。
また、業者が認めてくれれば、修理に必要な部品にリサイクル品や中古品を利用することで修理費用を抑えることができます。
保険で修理する場合の注意点
車の修理には修理箇所や破損状態にもよりますが、相当な費用がかかる場合があります。その際に自動車保険を使用する場合、注意したいのは、保険で修理をすると月々の保険料が上がったり、等級を引き下げられたりすることです。一般的に、自動車保険を使うと等級は落ちてしまいます。保険料が数％程度のアップなら自動車保険を使用してもいいと思いますが、元々の等級が低いときには60％も保険料が値上げになるかもしれません。 今後の保険料金を考慮すると、軽い修理なら保険ではなく実費で修理費用を負担した方がいい場合もあります。
また、等級を下げることもなく、修理が可能なケースもあるため、事前に自分が加入している自動車保険の内容と等級を把握しておくことがポイントです。
